AlteryxでSMTPサーバーとポート番号を指定してメールを送信する
こんにちは。Alteryxサポートエンジニアとして勉強中のスズです。
Alteryxでは作成したグラフなどをメールで送信することができます。メールの送信については、以下のエントリにてご紹介させていただきました。
上記のエントリでは「Autodetect SMTP」の機能を用いて、自動的に検出したSMTPサーバーを使用してメールを送信しました。
しかし、セキュリティ強化のため、2018.3から「Autodetect SMTP」の機能が削除されています。
そこで、メールの送信の補足として、SMTPサーバーとポート番号の指定について本エントリでご紹介いたします。
メールを送信する
SMTPサーバーを指定する
今回は簡単にReporting -> Report TextとReporting -> Emailを使って、メールの送信を試してみます。
まずはReport Textツール。
こちらのツールでメールの本文に含めるメッセージを設定します。
続いてEmailツール。
こちらのツールでメールの送信先などの設定を行います。 SMTP の欄にメールの送信に使用するSMTPサーバーを指定します。
ワークフローを実行してメールを送信。メールの受信を確認できました。
ポート番号を指定する
SMTPは通常25番ポートを使用します。SMTPサーバーがSMTPの通信に25番ポートを使用している場合はポート番号の指定は不要ですが、ポート番号を変更している場合はSMTPサーバーと一緒にポート番号を指定する必要があります。
Emailツールの設定を見てみると、 SMTP という欄はありますが、ポート番号を指定する欄はありません。この場合、SMTP の欄にSMTPサーバーとポート番号を指定します。「<SMTPサーバー>:<ポート番号>」というように、コロン(:)を使って記載します。
ワークフローを実行してメールを送信。メールの受信を確認できました。
最後に
今回は以前ご紹介したメールの送信の補足として、SMTPサーバーとポート番号の指定についてご紹介しました。なお、SMTPサーバーが認証が必要な場合、Alteryx Designerは現時点(バージョン2018.3)で対応していませんのでご注意ください。
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